風力発電のメンテナンスとランニングコスト

風力発電についてはあまり情報が出回っておりませんので、運用後の中身についてはあまりイメージできていないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は風力発電のメンテナンスの内容とランニングコストはどのようなものがあるのかご紹介いたします。

風力発電のメンテナンスの内容

風力発電も太陽光発電等と同じように定期的なメンテナンスが必要になります。

1.運転監視

風力発電は遠方からコントロールすることで自動で運転することができるようになりますが、法律としては事業用電気工作物となっておりますので、運用する人自身が安全性を保つことが義務化されております。ですので、随時技術を持っている人が見て回ることが必要になってきます。

2.保守メンテナンス

電気設備

国の決まりで、メンテナンスする回数は毎月1回以上となっており、外回りのメンテナンスと一緒に運転を停めて制御回路、主回路端子のチェック、動作チェックを毎年1回ほど実施する必要がございます。

風車本体

風力発電は機械的に動く箇所がございますので、潤滑油を補ったり、消耗品を変えたりするなど定期的なメンテナンスが必要になります。

このような定期的なメンテナンスはメーカーによって異なりますが、毎年4回の実施が推奨されております。ですので、維持費の予算は多めに取っておくようにしましょう。

ランニングコストについて

例として、2000kWの洋上風力発電の場合、ランニングコストは1kWあたり0.6万円、定格出力に対して発電が平均的にできる割合は2割となっております。ですので、

年間に換算すると以下のようになります。

2000kW×0.6万円=1,200万円

さらにプラスで風力発電所を作るためにかかった6億円の年間回収コストがかかったとなると

6億÷17年≒約3,500万円

年間の収入は以下のようになります。

1日に発電する量

2000kW×24時間×2割(0.2)=9,600kWh

9,600kWh×365日=3,504,000kWh

平成25年認定の場合、20kW以上の風力は1kWhあたり23.1円のため

3,504,000kWh×23.1≒約8,100万円

このケースの場合、年間収入は

収入約8,100万円
支出1,200万円(ランニングコスト)
約3,500万円(初期費用の回収コスト

により約3,400万円の利益が出るという計算になります。

以上、風力発電のメンテナンスとランニングコストについてご紹介いたしました。ある程度風力発電に対してのイメージを掴んでいただけると幸いです。

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